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出血ゼロ制限ゼロを目指して

口腔内出血〜出血時補充療法(出血の種類と初期投与量)

口腔内出血(1)

口腔内出血(1)

口腔内出血(1)の症状:歯肉、口腔内の粘膜からの出血
外傷、歯のはえかわり、虫歯、歯槽膿漏、扁桃腺炎などが原因となる。
かさぶたができにくく、できてもとれやすいので長期間出血しやすい。呼吸、食べ物の飲み込みに影響する。

局所処置・トラネキサム酸投与で止血しない場合

初回投与量の目安:
体重×10〜20単位(血友病A)
体重×20〜40単位(血友病B)
連続投与量の目安:
体重×10〜20単位(血友病A)
体重×20〜40単位(血友病B)
症状に応じて1日〜2日

口の中の出血、口腔内出血と歯肉出血は、転んで口を打ったり、誤って噛んだりした時や、歯の生え変わり、虫歯、歯槽膿漏といった、歯に病気がある時に起こります。

口の中は常に唾液があり、始終舌を動かしますので、かさぶたができにくいし、できたとしてもまた食事を食べたりすると取れてしまうので、出血が長く続くことが多いです。

局所の処置やトラネキサム酸の内服で止血できる場合もありますが、それでも止まらない場合は輸注をします。

初回投与量の目安は、血友病Aの方は体重×10〜20単位、血友病Bの方は体重×20〜40単位です。

連続投与量の目安も、血友病Aの方は体重×10〜20単位、血友病Bの方は体重×20〜40単位で、症状に応じて1日〜2日継続します。

出血が多い場合は呼吸や食物の飲み込みに支障をきたす場合があるので、注意が必要です。

口腔内出血(2)

口腔内出血(2)

口腔内出血(2)の症状:舌、口唇の裂傷からの出血
外傷などによる舌、唇の裂傷
かさぶたができにくく、できてもとれやすいので長期間出血しやすい。呼吸、食べ物の飲み込みに影響する。

初回投与量の目安:
体重×20〜30単位(血友病A)
体重×40〜60単位(血友病B)
連続投与量の目安:
体重×20〜30単位(血友病A)
体重×40〜60単位(血友病B)
症状に応じて3日〜7日

入院での治療を考慮する

外傷などで舌や口唇に裂傷ができると、出血が多くなりがちで、場合によっては呼吸や食物の飲み込みに支障をきたす場合があります。通常の口腔内出血より多めに製剤を投与し、食事も流動食など軟らかい食事にする必要があります。

初回投与量の目安は、血友病Aの方は体重×20〜30単位、血友病Bの方は体重×40〜60単位です。

連続投与量の目安も、血友病Aの方は体重×20〜30単位、血友病Bの方は体重×40〜60単位で、症状に応じて3日〜7日継続します。

入院での治療を考えた方がよいでしょう。

参考:
血友病基礎講座(兵庫医科大学 日笠 聡)

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