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頭蓋内出血(脳出血)〜出血時補充療法(出血の種類と初期投与量)

頭蓋内出血(脳出血)【目次】


頭蓋内出血(脳出血)

頭蓋内出血(脳出血)

頭蓋内出血(脳出血)の症状:頭痛、嘔吐、痙攣、意識障害、麻痺、発熱。
頭部打撲が原因となりやすい。しばしば致命的となるので迅速な対応(病院連絡と補充療法)が必要。

初回投与量の目安:
体重×50単位(血友病A)
体重×100単位(血友病B)

以後の治療は病院で行う

脳出血は命取りになる出血です。原因として一番多いのは、転んで頭を打った時におきるものです。出生時に脳出血が起こることもあります。

頭を打ってすぐ症状が出ることもありますが、最初は症状がないのに何日かして症状が出る場合もあります。子供は、風邪などで頭が痛くなったり、吐いたりすることが多いので、見分けづらいこともしばしばあります。

しかし、頭痛薬を飲んでも治らない頭痛や、頻回に嘔吐する、意識がおかしい、手足の動きに左右差がある、痙攣しているといった症状は、明らかに頭蓋内出血の疑いがあるので、迅速に対応しなければなりません。直ちに病院を受診する必要があります。家庭内注射ができる人の場合は、病院に行く前にまず輸注をします。これは、症状がでてから、病院に着いて注射をするまでの時間のロスをなくすためです。早めの手当が良くて出血量が少ない時点で出血が止まれば、後遺症が残る可能性も低くなりますが、病院で出血を確認してからようやく輸注をするのでは、症状が出てから注射をするまでの数時間の間、出血が続いているという事になります。この間に出血量は増加するので、その分後遺症が残る可能性も高くなります。

したがって、初回投与量の目安は、血友病Aの方は体重×50単位、血友病Bの方は体重×100単位です。
以後の治療は病院で行いますので、すぐに受診して下さい。

乳幼児の頭部打撲

乳幼児の頭部打撲

乳幼児の頭部打撲の症状
転倒、落下などによる頭部の打撲。しばしば頭蓋内出血(脳出血)の原因となる。乳幼児の頭蓋内出血の初期は、典型的な症状をきたすことが少ないので注意が必要。

初回投与量の目安:
・打撲の程度に応じて
体重×25〜50単位(血友病A)
体重×50〜100単位(血友病B)
必要に応じてCTスキャンなどの検査を病院で行う

乳幼児のお子さんはしばしば、転倒や落下などで頭部を打撲します。これによって、しばしば頭蓋内出血(脳出血)がおこります。

乳幼児の頭蓋内出血の初期は、何となく元気がない、機嫌が悪いなど、典型的な症状をきたさないことが多いので、注意が必要です。

初回投与の目安は、打撲の程度に応じて、血友病Aの方は体重×25~50単位、血友病Bの方は体重×50~100単位です。

必要に応じてCTスキャンなどの検査を病院で行いますので、すぐに受診してください。

打撲当日の検査で頭蓋内出血がなくても、一両日中は注意深く様子を見て、変化があれば、再度受診しましょう。

参考:
血友病基礎講座(兵庫医科大学 日笠 聡)

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