家庭療法
出血後の補充療法の原則は、出来るだけ早期に適切な量の因子補充を行うことにあります。この早期輸注を目的として1983年に家庭内治療が正式認可されました。
補充療法
出血後の補充療法の原則は、出来るだけ早期に適切な量の因子補充を行うことにあります。この早期輸注を目的として1983年に家庭内治療が正式認可されました。
現在、中心となりつつある治療法です。出血やイベントの有無にかかわらず、週に何回か定期的に輸注するやり方です。
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定期補充療法の普及で出血は予防されるようになりました
血液中の凝固因子濃度(健常者は60%以上)

運動会や遠足といった足に負担がかかる行事予定がある場合など、出血がなくても、当日の朝などに事前に注射をするやり方です。
出血したあとに、完全に止血が確認されるまで、凝固因子製剤(以下、製剤)を注射する、最も一般的に行われてきたやり方です。
整形外科的治療
関節内の出血回数増加によって関節に障害が生じることがあります。関節障害は不可逆的(もとに戻りませんので)なので他の治療法を選択する必要があります。
参考:
学校の先生のための血友病ケアノート(監修 医療法人財団 荻窪病院 花房 秀次 小島 賢一)