
切り絵のおじさんや医薬品の箱など、病院には息子の楽しみがいっぱい。
通院も嫌がらず続けてきたけど、これからは家庭療法へ。

主治医の先生とロボットと佑介君
今までのところ、週2回の通院による定期補充療法について、息子は嫌がったり、「どうして僕だけ?」という疑問を持ったりすることなく、すんなりと受け入れているようです。外来受診時に同じ年頃のお友達に会えることや、月1〜2回、受付近くで切り絵をしているおじさんがいること、箱が好きで医薬品の空箱をたくさん持って帰れることなど、息子の楽しみが病院にあるからだと思っています。
医薬品の空箱は、家に戻ってから息子がいろいろと組み合わせて、折り紙をはったり色を塗ったりしてロボットや電車などをつくっています。小学校の夏休みの工作課題にも、医薬品の空箱でつくったロボットを提出しました。
しかし、小学校に入学してからは定期的に通院することが難しくなってきました。実のところ、主治医からも小学校入学前までには家庭療法に移行するように言われていましたが、私自身、「息子の身体に針をさす」ことへのハードルがとても高く、その決心がなかなかつきませんでした。
看護師さんが外来受診のたびに、私に模型の手で自己注射の練習をさせてくれ、同じ外来を受診している息子より1歳年下のお友達も家庭療法へ移行するということもあり、ついにこの8月から家庭療法を開始することにしました。
- 患者さんとご家族へのインタビュー
- 息子・中川勇氣さん(会社員)と母・中川美樹さん(主婦)
手術や登校拒否の経験を乗り越え、
充実した日々を送っています。 - 田中三穂さん(主婦)
私が「血友病の息子の母親」
という事実を受け入れるまで。 - 村村陽さん(看護師)
仕事もプライベートも、
思いきり楽しんで生きる - 江端隆寿さん(歯科医)
チャレンジするのは自由
やらないより、やってみてから学べばいい - 武山ユウジさんと寺本ユウスケさん(大学生)
大切な友達との出会い
ともに看護師を目指そうと決めた - 鈴木幸一さん
(デジタルコンテンツクリエイター)
大事なのは自分を信じ好きに生きていくこと - 梅原昌宏さん(薬剤師)
MBAを取得して、
いろいろなコトにチャレンジ - 野崎暢仁さん(臨床工学技士)
医療現場での仕事はハード、
でも普通のことはしたくなかった