(国内)血友病医療施設(病院)

独立行政法人 国立病院機構 大阪医療センター 血友病科


▲西田先生、武山先生および
コーディネーターナース、専任薬剤師、臨床心理士、理学療法士、検査技師 一同

■ 血友病科新設に至るまでの沿革 当院では古くは奈良県立医科大学小児科から医師派遣を受け、小児科にて多くの血友病患者さんの診察を行っていました。1997年、「HIV/AIDS先端医療開発センター」として現在の感染症内科がHIV合併血友病患者さんを受け入れることとなりました。さらに2008年、西田医師が感染症内科に入職し、感染症の有無にかかわらず、血友病および類縁疾患の小児および成人患者さんの診療を同科にて行ってきました。そして2021年4月、奈良県立医科大学小児科から人的支援を得て、血友病科を新設し、新体制での血友病診療を開始しました。

■ 当院血友病科の取り組み 主な対象疾患は血友病、フォン・ヴィレブランド病、血友病類縁疾患などの先天性止血異常症です。当科では、これらの疾患をお持ちの患者さんに対し、小児期から成人期に至るまで年齢や合併症にかかわらず継続的に、日常の止血管理および手術・観血的処置における止血管理をサポートします。先天性止血異常症は生涯にわたるお付き合いが必要な疾患であり、長期トータルケア(包括的医療)が求められます。そこで、看護師・薬剤師のサポートのもと、感染症内科・小児科・整形外科・リハビリテーション科・口腔外科・消化器内科をはじめとした診療科や臨床心理室・医療相談室との連携をはかりながら包括的診療を行います。また、患者さんのみならず御家族に対しては、保因者健診枠を設け、保因者(の疑いのある方を含む)の身体的・精神的サポートを行っていきます。保因者健診では、必要に応じて産婦人科とも連携していきます。

■ 医療連携 奈良県立医科大学小児科と臨床・研究両面で連携して、より高度な医療を目指しています。当院は血友病診療連携における近畿ブロック拠点病院に指定されており、近隣の地域中核病院および診療連携施設と連携しての患者さん対応を期待されています。それぞれの医療施設の特色を生かすことによって、患者さんにとっての利便性を損なうことなく、個別化医療の推進に繋がると考えています。

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問い合わせ先
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独立行政法人 国立病院機構 大阪医療センター 血友病科
医師:西田 恭治 ・武山 雅博
看護師:石田 奈々
薬剤師:矢倉 裕輝

〒540-0006 大阪市中央区法円坂2-1-14
TEL:06-6942-1331
■血友病診療ブロック拠点病院(日本血栓止血学会)
https://osaka.hosp.go.jp/department/hemophilia/index.html(外部サイトに移動します)

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