(国内)血友病医療施設(病院)

東京医科大学病院 臨床検査医学科


▲東京医科大学病院

▲スタッフ集合写真(医師、看護師、薬剤部、ソーシャルワーカー、医事課のスタッフで定期的にミーティングをしています)

【当科の沿革】

東京医科大学病院臨床検査医学科は1963年に血液凝固学、輸血学、臨床検査学を中心とした臨床、研究をおこなうために臨床病理学講座として開設し、古くから血友病の診療に携わり、現在も250人ほどの多くの血友病患者さんが通院されています。豊富な臨床経験と充実した医療スタッフで、幼少期から成人まで幅広い年齢層を対象に診療しています。血友病診療連携ブロック拠点病院として、全国から患者様のご紹介をいただいております。2019年には東京医科大学病院は新病院を開院し、外来エリア、入院エリアともに一新して充実した診療体制を整えています。

【血友病診療に対する取り組み】

血友病診療においては日常の出血の管理、血液製剤の投与、自己注射の教育・導入・管理、定期的な診療、抜歯管理、手術管理など、幅広く対応しています。血友病家庭内注射(自己注射)の導入にあたっては、疾患の十分な理解、製剤の清潔操作、注射手技などをわかりやすい教育プログラムを用いて一貫した指導を行います。定期的な外来受診ではインヒビターの発生や関節障害の有無をチェックします。2022年からは新たに関節評価を中心とした血友病包括外来を始めました。関節の画像検査や理学療法士による関節評価などを行い、関節症の予防や進展の防止に努めていきます。重症出血の場合には緊急対応や入院治療も行います。他の診療科の治療が必要となる場合には関連各科と連携をとって診療にあたります。経験豊富な看護スタッフやケースワーカーも医療チームとしてサポートします。

【さらに】

血友病保因者の妊娠出産管理も行います。遺伝相談や遺伝学的検査の相談も受けています。
血友病以外ではvon Willebrand病、各凝固因子欠乏症、後天性血友病、血小板機能異常症などの出血性疾患も多くの患者様が通院されています。更に先天性アンチトロンビン欠乏症、先天性プロテインC欠乏症、先天性プロテインS欠乏症などの血栓性素因も診療しています。出血傾向や凝固検査異常の原因精査も受けています。
また、大学病院として学生教育や研究活動も行っており、血友病の疫学研究、血友病の症状と治療の研究、血液凝固のしくみの研究、血液凝固因子遺伝子の研究なども行っております。
以上、医療チーム一丸となって診療にあたっています。

診療の希望もしくは相談がありましたら、臨床検査医学科外来までお問い合わせください。

担当医師

木内 英
天野 景裕
萩原 剛
四本 美保子
村松 崇
関谷 綾子
備後 真登
近澤 悠志
一木 昭人
上久保 淑子
山口 知子
宮下 竜伊
原田 侑子
金子 竣

外来看護師
田村 のぞみ
中牧 睦子

研究室
稲葉 浩
篠澤 圭子
三橋 彩乃

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問い合わせ先
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東京医科大学病院 臨床検査医学科
〒160-0023 東京都新宿区西新宿6-7-1
TEL:03-3342-6111(代表)
https://hospinfo.tokyo-med.ac.jp(外部サイトに移動します)
■血友病ブロック拠点病院

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