(国内)血友病医療施設(病院)

上本町ぼく小児科クリニック(大阪府)


クリニック案内

1990年に奈良医大を卒業後、血友病専門病院である奈良医大小児科で血友病のトレーニングを受け、20年に渡り大学病院やこども病院で小児血液・がん診療に従事してきました。
2011年に大阪市天王寺区で「上本町ぼく小児科」を開業しました。当院は近鉄線「大阪上本町」駅から徒歩5分、大阪メトロ「谷町九丁目」駅徒歩7分の大阪中心部にあります。
当院では一般の小児科患者さんの診療はもちろんのこと、小児血液・がん患者さんのフォローアップ、特に血友病患者さんの診療に力を入れています。

血友病への取り組み

現在、定期的にフォロー中の血友病患者さんは血友病A が52名、血友病Bが4名です(2021年12月時点)。赤ちゃんからおじいちゃんまで多くの血友病患者さんを診療しています。血友病患者さんは皆さんがいろいろな問題や不安を抱えておられます。たくさんの血友病患者さんを診ているからこそいろんなことに気づくことができます。患者さんから多くのことを学んでいます。
当院の方針は、①小児期を過ぎても内科へ「トランジション(移行)」することなく「いつまでも」フォローしていく②夕方からでも土曜日でも「いつでも」受診できるような環境をつくる③定期補充療法を徹底し「関節出血ゼロ」を目指すことです。重症40名の全員、中等症10名中8名、軽症6名中2名の患者さんが定期補充療法を頑張っておられます。
医療連携として、整形外科は関節障害の有無に関わらず、年に1回は島田幸造先生(JCHO大阪病院整形外科)に関節の状態などをていねいに診ていただいています。成人の生活習慣病などは大阪医療センターに相談しています。血友病の知識や経験が豊富なドクターとのネットワークがあり安心しておまかせしています。クリニックですので、出来ることと出来ないことをよくわきまえて、血友病患者さんに最良の医療を提供出来るよう努めています。

クリニックならではのメリット

新型コロナウイルス感染禍の中、受診控えの影響で血友病患者さんの受診も約3割減少しました。当院では電話再診と製剤配送の対応に積極的に取り組むことにより、血友病患者さんの出血が増悪することなくコントロールできました。さらには、東京都、神奈川県、広島県、静岡県の患者さんのフォローも継続が可能となりました。クリニックだからこそできる臨機応変な対応です。
今後も、「いつまでも」、「いつでも」血友病患者さんに寄り添いながら、クリニックの「フットワークの良さ」を活かしていきたいと思っています。

関節外来の開設

奈良医大整形外科で血友病を担当・専門とされている稲垣先生をお招きし「血友病関節外来」を開設することになりました。尚、不定期開催のため外来日はお問い合わせください。



▲当院患者さんを中心に患者会、「ゆうゆう会」を2008年に設立。2019年の会には63名が参加。島田幸造先生(なんと、阪神タイガースのチームドクター!)に「血友病と運動機能障害-いい運動、よくない運動-」というテーマで講演していただきました。

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問い合わせ先
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上本町ぼく小児科クリニック

〒543-0001
大阪府大阪市天王寺区上本町8丁目2-1 クライス上本町1F
TEL:06-6775-1053
http://boku-clinic.com/(外部サイトに移動します)

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