冊子「Friends」
【体験談】血友病のいろんな「職場・仕事」〜アルバイト

まずはアルバイト

アルバイト-ピザデリバリ
暑さと寒さが辛い。当時、右膝内側に出血したのは、バイクでの配達のせいかもしれない。

アルバイト-カフェ店員
向いているし、辛くもない。足首や膝の関節も思ったほど出血しない。就職活動も外食産業を中心に回ったら、おかげさまで決まった。病気のことはバイト先にも、就職先にも言っていない。

アルバイト-スーパー店員
すぐに辞めるつもりだったが、なんとなく四年間やってしまった。荷下ろしなんか、しんどい時もあったけど、注射して続けた。結構、できるもんだと思う。

アルバイト-居酒屋チェーン
専門学校で勉強しながら、バイト。長く調理していると時々、膝に痛みがきていた。地道にリハビリをしたら、確かに痛みは減ってきた。体重も落とせばもっと楽になるのは分かっているんですが・・・。

アルバイト-ホテルボーイ
午後3時からの7時間のはずだけど、午前様になることも珍しくない。特にディナーショーやクリスマスシーズンなどはとても忙しい。仕事のせいというよりも、無理していると前から悪かった左肩が出血しやすい。大学に進むお金がたまるまでと思ってアルバイトをやっているけど、仕事は嫌いではない。

アルバイト-ガソリンスタンド
朝夕の二時間ぐらいは忙しくて立ちっぱなし。製剤を打ちながらなんとかやっていた感じ。あまりお勧めではない。コンビニでも忙しい時間は同じ、個人的にはお勧めしない。

アルバイト-流通仕分け
夜勤専門で重い物も持ちますが、5〜6年働いていて、一回だけ膝に出血しました。バイトの方が気楽に休めていいです。

アルバイト-揚げ鳥屋
自分が作った物を人がお金を出して買っていくのが、不思議な感じだった。はねた油で火傷もするけど、たいしたことないし、病気で困ったこともない。バイクで怪我する方がよっぽど多い。

アルバイト-運送
受け取り側が荷下ろししてくれる所はいいんだけど、自分でやらなくちゃいけない所もあって、そういう時は大変だった。結構出血した。

アルバイト-自転車整理
定年退職して駅前の自転車整理員をしているが、暑い、寒いことが辛いだけ。持病の不整脈の方が問題。

アルバイト-駐車場誘導員
実際に困ったことはないけれど、肉体労働なので、病気のことを言っていたら、面接の時点で不採用になったと思います。駐車場内なら空きスペースを案内する程度なので、事故に巻き込まれる危険性は低いんですが、道路に面している場所では、誘導に夢中になり過ぎて危険がないようにしてます。いつでも逃げられるように状況を把握すること、余裕をもって誘導することなど、結構気を遣います。万一、何かあったら労災なんかの手続きも面倒くさそう。

アルバイト-交通誘導
夏休みに猛暑の中、ヘルメットかぶって連日、誘導員をしていたら、過労のためか、脱水のためか、消化器に出血して、いつの間にか貧血状態に…。めまいがひどくなって、日焼けしていたので、周りの人も気づかなかったんです・・・。結果的に入院しました。

アルバイト-コンビニ
コンビニ以外にも、家庭教師、パスタ屋店員なんかもしている。何でもできるし、特にそれで出血が増えるということもない。ロックバンドもしてるよ。

アルバイト-大工
困ったことはない。親父のところでやってたから、別に怪我することもなかったし。まあ、あまり高い所には登らしてくれなかったけど。

アルバイト-予備校試験監督官
別に困らなかった。長く立っていたけど別に痛くならなかった。

アルバイト-プログラマ-
半年間、週5日、1日12時間のアルバイトをした。食生活が外食になって、私生活がほとんどなくなったが、専門分野でもあり、興味は持てたし、出血はほとんどなかった。若いうちはいいと思う。

参考:
  • Friends「仕事に行こう」編(小島賢一)