アドベイト製品情報

血友病A 遺伝子組換え型血液凝固第VIII因子製剤 アドベイト静注用 250 500 1000 2000

アドベイトとは

アドベイトは血友病Aの患者さんにご使用いただく、遺伝子組換え型血液凝固第VIII因子製剤です。

2007年から発売をしており、世界でもっとも多く使用されている遺伝子組換え型血液凝固第VIII因子製剤です。
アドベイトは、血友病Aの患者さんに血液を固める役割のあるタンパク質(血液凝固第VIII因子)を補い、血が止まりにくくなる状態を改善します。

アドベイトは 250国際単位、500国際単位、1000国際単位、1500国際単位、2000国際単位の5つの規格を用意しています。750国際単位(250国際単位と500国際単位)、3500国際単位(2000国際単位と1500国際単位)など、1回の注射で複数のバイアルを組み合わせて投与することも可能です。

医療機関で適切な在宅自己注射教育を受けた患者さん、またはご家族の方は、アドベイトを自己注射(家庭療法)することもできます。
ただし、その場合は自己判断で使用を中止したり、投与量を変更したりしないでください。

アドベイトの製造方法について

アドベイトは、製剤の製造工程でヒトや動物由来の成分を使用しないプラズマ/アルブミン フリー製法を採用し、ウイルスや感染症に対する安全性に配慮して製造されています。

安全性について

先天性血友病Aの患者さんを対象とした臨床試験では、208例(国内15例、海外193例)中20例(9.6%)に、臨床検査値の変動を含む41件の副作用が認められ、その主なものは、頭痛(1.9%)、浮動性めまい(1.4%)、ほてり(1.0%)およびそう痒症(1.0%)でした(承認時)。また、海外市販後において、アナフィラキシー、疲労、鼻咽頭炎、抗第VIII因子抗体陽性、抗リン脂質抗体陽性、蕁麻疹、紅斑、斑状皮疹および潮紅が報告されました。

特にご注意いただきたい副作用として、アナフィラキシーがあります。いくつかの症状が同じような時期にあらわれることが一般的です。このような場合には、ただちに医師または薬剤師に相談してください。

重大な副作用 主な自覚症状
アナフィラキシー
(アナフィラキシー)
からだがだるい、ふらつき、意識の低下、考えがまとまらない、ほてり、眼と口唇のまわりのはれ、しゃがれ声、息苦しい、息切れ、動悸(どうき)、じんましん、判断力の低下

これらの症状を副作用のあらわれる部位別に並び替えると次のとおりです。

部位 自覚症状
全身 からだがだるい、ふらつき
頭部 意識の低下、考えがまとまらない
顔面 ほてり
眼と口唇のまわりのはれ
口や喉 しゃがれ声、眼と口唇のまわりのはれ
胸部 息苦しい、息切れ、動悸(どうき)
皮膚 じんましん
その他 判断力の低下

また、血液凝固第VIII因子製剤の使用中に、血液中に血液凝固第VIII因子に対する抗体(インヒビター)ができることがあります。インヒビターができると、薬の効果が弱くなります。この薬の効果が十分でないと感じられた場合には、ただちに医師に相談してください。


さらに詳しい情報として、「医薬品医療機器情報提供ホームページ」(http://www.pmda.go.jp/)に添付文書情報が掲載されています。