定期補充療法で将来の関節障害を予防することが大切。ー佐久間 航也 さん(大学生)(2/3)

定期補充療法で将来の関節障害を予防することが大切。 佐久間 航也 さん(大学生)

高校で音楽に出会い 大学では生物物理学を専攻

定期補充療法と予備的補充療法をきちんと行っていたので、小さい頃から日常生活の制限はほとんどありませんでした。学校では、体育の授業や運動会はもちろん参加していましたし、遠足も行きました。中学時代の部活は軟式野球部です。ただ、体育では鉄棒や跳び箱など、軟式野球部では塁へのスライディングなど、頭を打つ可能性のあることは禁止されていました。

実は高校でも野球をやりたかったのですが、1度だけ硬式野球を試みた時に、「硬球のゴロを身体で受け止めるのは、さすがに自分には無理だ」と思い、断念しました。その後、「防具があるからできるだろう」と考え、剣道部に入部したのですが、防具以外のところに竹刀が当たって痛い思いをしたり、踏み込む方の足の裏が腫れ上がったりして無理と分かり、半年で退部しました。

新しいことにチャレンジする時は、自分ができるかどうかをまず考えて、できそうなことを選んでから試み、それで「これは無理だな」と思えば、すぐに見切るタイプだと思います。しかし、「どうして私だけが……」と思う自分はいなかったと言えば、嘘になります。

それでも、剣道部を辞めた後に入ったクラシックギター部で、コード(和音)のつなぎ方に論理があることに興味を持ち、音楽に没頭するようになってからは、周りの友だちと自分を比較することはしなくなりました。

大学生になってからは、ジャズはコードが最も複雑化した音楽だと感じ、弦が6本しかないギターよりも、指10本で音が10個もあるピアノに興味を持ち、ジャズピアノを弾くようになりました。

どちらかと言えば、ひきこもりタイプで、パズルを解いていくようなことが好きなので、部屋にこもってできる音楽、特にコードというパズルを解くようなジャズは、自分にジャストフィットしました。大学での専攻も、ジャズと同じ理由で選びました。研究手法として数値計算やコンピューターシミュレーションを用いる生物物理学です。

生物物理学の研究も自分に向いていて非常に楽しく、朝起きたら、研究室に行き、卒業研究や論文を読んだりして、夕方に自宅に戻るという生活を送っています。今後は修士課程に進み、将来的には生物物理学の研究者になりたいと考えています。ジャズの方は、時間をかけるのが2つ以上になるとバランスがとれなくなる性格もあって、研究優先のためほとんどやっていません。恋愛も同様の理由で、草食どころか、“絶食男子”中です(笑)。