バクスターについてご紹介します!

皆さんはバクスターがどのような企業か、ご存じでしょうか。今回は、本誌を発行しているバクスターについて紹介します。読者の皆さんの中には、血友病治療薬のメーカーとしてのバクスターをご存じの方も多くいらっしゃるかと思いますが、バクスターの起源は、80年以上前に米国でガラス容器入りの輸液を開発したことに遡ります。

自動車ショールームを改装して創業

 それは1931年のことでした。米国イリノイ州にある自動車のショールームを改装した製造所で、6人の従業員がガラス容器入りの輸液製品を開発しました。これが輸液療法普及の先駆けとなり、後に続くバクスターによる数多くの「世界初」の始まりとなりました。

「世界初」の製品

 1939年、バクスターは世界初の滅菌済真空式血液採取・保存容器を開発し、血液採取と保存に変革をもたらしました。これにより、血液の貯蔵が可能となり、輸血により多くの人命を救うことが可能となりました。1940年代には、プラスチック製の使い捨て輸液セットを開発し、プラスチックバッグ製品の第一人者となりました。1956年には、世界初の人工腎臓(血液透析装置)の製品化に成功し、末期腎不全患者さんの救命と人工透析による生命維持が可能となりました。
 血友病領域においては、1968年に世界で初めて第VIII 因子濃縮製剤を製品化しました。その後も画期的な「世界初」は続きます。世界初の血友病インヒビター治療薬の開発に成功したのが1977年、世界初の遺伝子組換え型の血友病A治療薬を発売したのが1992年です(年は、いずれも米国における製品化や発売の時期を示します)。

「生命を守る」ことを使命として

 現在、世界100ヵ国以上で使用されている当社の製品は、1日約600万回、年間では20億回以上投与され、救命や生命維持に寄与しています。当社製品の多くに共通するのが、患者さんの生命維持に欠かせないものであること、また、在宅において患者さんご自身によって使用されるということです。バクスターは、慢性腎不全の透析治療として、1978年に世界初の連続携行式腹膜透析(CAPD)の実用化に成功しました。これにより、患者さんは在宅で透析を続けながら社会復帰することが可能となり、透析療法に大きな進歩をもたらしました。通院回数が少なく、自宅や職場など社会生活の中で透析を行うことができる腹膜透析療法は、患者さんのQOL向上に貢献しています。
 また、抗がん剤や鎮痛剤の持続注入を行う、携帯型のディスポーザブル注入ポンプは、術後の疼痛管理やがん性疼痛管理、また、その携帯性を生かして、抗がん剤の持続注入を外来や在宅で行うことを可能にします。当社が提供する血友病治療薬もまた、患者さんご自身が自己注射を行い、在宅において使用されることのある製品です。在宅などで治療を続けながら患者さんが自分らしい生活を送ることができるよう、また、血友病患者さんは出血のない生活を送ることができるよう、バクスターでは5万人を超える従業員が一丸となって働いています。患者さんの「生命を守る」ことを使命として、今後も引き続き患者さんと医療関係者の皆さんを支援してまいります。

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