血友病の症状〜外傷出血

外傷出血

外傷出血

外傷、怪我の出血は子供さんにはよくあることです。縫わなければならないような傷もありますが、擦り傷や軽い切り傷といったものはよくあります。擦り傷や、軽い切り傷は圧迫だけで血は止まります。

外傷出血を止めるのに一番効果的なのは凝固因子を輸注することではなく、実際出血している傷口を手で圧迫する事が一番です。

傷口を圧迫できるなら、製剤を使わなくても止まることもよくあります。

傷口が広く大きいなら、外科へ行って縫わねばなりません。ただし、縫う前には必ず製剤の輸注をしなければなりません。又、糸を抜くときにも出血しないように輸注をしなければなりません。

初回投与の目安は、軽傷の場合、血友病Aの方は体重×10〜20単位、血友病Bの方は体重×20〜40単位です。

重傷の場合、血友病Aの方は体重×40〜50単位、血友病Bの方は体重×80〜100単位です。

以後の治療は病院で行いますので、すぐに受診してください。

骨折

骨折

骨折した場合、骨折した骨からの出血があります。また、骨折の原因となった外傷からの出血もあります。したがって、骨折の治療と止血治療の両方が必要になります。

初回投与の目安は、症状に応じて、血友病Aの方は体重×40〜50単位、血友病Bの方は体重×80〜100単位です。

以後の治療は病院で行いますので、すぐに受診してください。

乳幼児の頭部打撲

乳幼児の頭部打撲

乳幼児のお子さんはしばしば、転倒や落下などで頭部を打撲します。これによって、しばしば頭蓋内出血(脳出血)がおこります。

乳幼児の頭蓋内出血の初期は、何となく元気がない、機嫌が悪いなど、典型的な症状をきたさないことが多いので、注意が必要です。

初回投与の目安は、打撲の程度に応じて、血友病Aの方は体重×40〜50単位、血友病Bの方は体重×80〜100単位です。

必要に応じてCTスキャンなどの検査を病院で行いますので、すぐに受診してください。

打撲当日の検査で頭蓋内出血がなくても、一両日中は注意深く様子を見て、変化があれば、再度受診しましょう。

参考:
血友病基礎講座(兵庫医科大学 日笠 聡)(バクスター)

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