冊子「Friends」

【体験談】血友病のいろんな「恋愛・結婚」〜患者カード

患者カード

このページはプリントアウトして主治医に記入してもらいましょう。

■主治医の先生へ必要項目を(裏・表とも)記入の上、点線に沿って切り抜き、パウチするなどして患者さんに渡してください。

患者カード
Column2
「血液凝固異常症のQOLに関する研究」の結果からみえてきたこと
血液凝固異常症のQOLに関する研究とは?

血友病患者さんと家族の生活の質の向上を図る目的で、数年一度に調査が行われています。これは厚生労働省の科学エイズ対策研究事業「血友病の治療とその合併症の克服に関する研究」の分担研究として、血液凝固異常症QOL調査委員会が担当して実施し、報告書にまとめられています。
平成23年2月に発行された「血液凝固異常症のQOLに関する研究」調査報告書が最新のものです(平成23年7月現在)。報告書では、なかなか知り得ない他の患者さんの生活の一端が見られ、多くの患者さんと家族が参考にしています。それだけでなく、血友病専門医らが、国に対策を求めたり、医療体制を考えたりする際の出発点にもなっています。

Column3
「血液凝固異常症のQOLに関する研究」の結果からみえてきたこと
生命保険について

「血友病というだけで生命保険会社は取り合ってくれない」。よく聞く話です。「血液凝固異常症のQOLに関する研究」の平成22年度の調査報告書の結果でも、社会人の1/4以上の人が、生命保険に加入できないことを不安に思っています。
ところが、調べてみると生命保険には様々な商品が出てきており、一部には皆さんの希望に合った保険もありそうです。本コラムではそのあたりについて触れたいと思います。その前に一言。とりあえず、既に加入している生命保険があれば継続してください。支払い時にも、最悪掛け金分ぐらいは戻ってくる例がほとんどです。まして血友病判明以前に加入した契約であれば、何の問題もありませんので,ぜひ継続をしてください。但し補償額を上げようと再契約すると新たに申告書が必要になり、たとえ保険勧誘員の大丈夫という口約束があっても、支払いトラブルを生む危険性も考えられますからご注意ください。新たに保険に入ろうとしても,その特徴はまちまち。ここでは勝手に分けて話を進めたいと思います。

初めは①死亡保険
一般的な生命保険のイメージです。亡くなったら決められた保険料が支払われるもので、感染症や血友病の人が断られたというケースの大半がこれを指します。しかし、これには無選択終身保険といって既往症を持っている方が入れる保険、限定告知型終身保険といって保険会社の定める条件(例.最近二年以内に入院歴がない等)をクリアすれば加入できるという保険もあり、選択によっては血友病の人でも十分使えます。自分が不慮のことで亡くなった場合に妻子に何か残したいと考える人向きでしょう。ただし保険料が割高ですし、加入年齢も50-80歳ぐらいが中心になり補償額も500万円程度と少ないことが欠点です。

次が②医療保険
入院・手術した際に一日2,500〜10,000円程度の補償がされるもの。血友病患者さんの場合は、その医療費に関して無料、あるいは軽い負担ですみます。しかし近年は、血友病医療の進歩にともない患者さんの平均寿命も飛躍的に延びたことから、血友病以外のガンや心臓疾患、生活習慣病などで入院する心配も出てきています。この場合、原則的に普通の方と同じ負担が生じることになります。実はこれにも限定告知型医療保険があって、保険会社の定める条件をクリアすれば加入でき、それらの疾病にかかる医療費を軽減することができます。保険期間は10年間設定や自動更新が主流。ただし持病があることを想定しているために加入可能年齢は高めで、保険料も多めで掛け捨てであることが多く、さらに、更新する毎に年齢が上がって保険料も高くなるのが欠点です。

最後が③貯蓄性のある保険
どちらかと言えば貯蓄に保険がついてくるようなもの。特に一時払い終身保険(最初にすべての掛け金を支払い一生または満期過ぎまで補償される)の加入は難しくありません。一定期間を過ぎれば死亡時の保険金も普通に出ますし、満期になれば利子のついた返戻金が返ることになります。ただ、②で紹介した医療保険を兼ねるような商品(たとえば郵便局の学資保険)ですと、加入を拒否されることも出てきます。またこの場合の死亡時保険金は数十万円のこともありますので期待はできません。

社会人に対する経済面での不安

参考:
Friends「恋をしよう」編(小島賢一)(バクスター)