冊子「Friends」

【体験談】血友病のいろんな「恋愛・結婚」〜義理の両親

お義父さん、お義母さん

患者じゃない!
結婚のときは相手の両親に反対された。妻が看護師だったので、別に病院で知り合ったわけではないのに、「(交際相手、つまり私を)患者さんとしてみているのではないか」なんて言われたそうです。今は孫をかわいがってくれていますし、お義父さんやお義母さんとの関係は良いですけど、当時は大変だった。(本人)

あっさり、でも
先方の両親に結婚の申し込みをしに行く時に併せて病気のことを打ち明けるつもりだったので、すごく緊張していた。相手のお父さんは頑固で言い出したらきかないとも言われていたし…。でも、どうやら彼女が根回しして、親御さんも自分で調べていたようで、一応はどんな病気か訊かれたけれど「娘がいいなら、いいんじゃないのか」ってあっさり許可されて、拍子抜けした。ただ心の底では心配していたんでしょうね、病院に一緒に付いて来て、主治医からきちんと説明を受けた後に「安心した」みたいなことも言っていた。(本人)

二人で決めて
義理の両親には二人で話し合って、今は話す必要はないと決めた。でも今までの恋人には全員に言ってましたよ。病気が原因で二人の仲がトラブルになった経験はありません。(本人)

時期を失して
私は結婚前から一緒に病院に行って話を聞いていたりしていたので、病気のことはよく分かっていた。ただ妹の結婚と前後した(万一、知られて妹の迷惑になってはいけないと思った)こともあって親や親族に病気のことを話す機会はなんとなく失った感じです。今は話す必要も感じていません。(妻)

今はもう
交際して数ヶ月で彼女には病気のことを話した。彼女はOKしてくれましたが、病気のことをあまりよく知らない様子でした。また自分は足をちょっと引きずってしまうので、初対面でも相手の親に伝えざるを得ないと思っていました。彼女は「自分の口からは言えない」というし、困ったのを憶えています。結果として初対面の時には何も訊かれなかったので、そのままですませて、言ったのは8ヶ月後でした。その時には既に結婚式も決まっていたし、あきらめたのかな?ちょっとズルかったかな?まあ子どもが生まれてからは、そんな罪悪感も薄れて、普通にやっています。(本人)

直接は未だ
お付き合いを10年ぐらいして、結婚。義理の両親に話すことは彼女に任せてあったから、必要なら責任を持って対処するつもりでいたけど、未だ先方のご両親様に直接、話してはいない。お義母さんには知ってもらっているようだけど、お義父さんは知らないかもしれない。結婚に別に反対はなかった。(本人)

継続は力なり
嫁さんの実家に挨拶に行った時、両親に告白したら、話は一転、反対された。時間をかけるしかないと一旦引き下がり、付き合いだけは続けた。そのうちに“交際するな”から“交際はいいが結婚は駄目”、“いい加減な付き合いはするな”、最後は相手の親から連絡があって、“式ぐらい、きちんとして欲しい”と変わってきた。そこまでくれば「分かりました」しかない。嫁さんが気持ちをしっかり持って一緒にいてくれたことが、いちばん大きいと思う。(本人)

時間がかかった
家内が先に実家の親に話し、僕がその説明をする形になったが、はじめは分かってもらえず、理解してもらって、結婚を許してくれるまで2、3年かかった。でも今はお義父さんやお義母さんとの関係も良いですよ。(本人)

お義母さん、すごい
病気を知れば知るほど、お義母さん(夫の母親)って、すごいと思うんです。私の子どもだったら、きっと“駄目”とか、“しないで”とか、“無理”とか、絶対に言うはず。でも主人はボクシングしたり、カーレースしたり、やりたい放題にして大きくなったみたいなんです。お義母さんは「どうせ言ってもきかないから好きにさせたの」って、あっさり言っていたけど、本当にすごい。そんな楽天的な育て方があったから、今の普通の人に負けない主人の性格ができたんだと思う。(妻)

参考:
Friends「恋をしよう」編(小島賢一)(バクスター)