冊子「Friends」

【体験談】血友病のいろんな「恋愛・結婚」〜はじめに

はじめに

悩んでいるのは自分だけじゃない

荻窪病院 血液科 カウンセラー

小島 賢一

恋愛と結婚はドラマや小説でも最も取り上げられているテーマ。人は皆、ここに喜び、悲しみ、苦しみ、至福を感じます。恋は人生をバラ色にも灰色にも、人を強くも弱くもします。その分、悩みも大きく、まして持病があると、人知れず悩むことも多いでしょう。
躊躇、告白、沈黙、断念、諦念…。身近な友人にも、医療スタッフにも簡単には相談し難いようです。それは相談を専門としている私に対しても同じで、なかなか皆さんから直接に恋の悩みを聞く機会はあまりありません。しかし質問はよく受けます。「皆は病気の告白をいつしているのですか」、「どんなふうに言ってるか、聞いたことありますか」、「普通、相手の親御さんには言ってます?」。
仲間同士でもこのあたりのことについては、なかなか訊きづらいのでしょうね。そこで、本冊子では代わって仲間の声を集めました。そして可能な限りパートナーの方にもお話を聞かせていただきました。
本冊子が皆様の気持ちをほんの少しでも、後押しする助けになれば、嬉しく思います。

2011年12月

参考:
Friends「恋をしよう」編(小島賢一)(バクスター)