冊子「Friends」

【血友病体験談】みんなどうした?学校生活〜おわりに

おわりに

学校は知識習得だけてなく、試みの場でもあります。自分は何ができるのか、自分は何をしたいのか等を成長と共に考え、試していくところです。嬉しいこと、楽しいことも多い反面、失敗や挫折も多く味わうことも多いでしょう。
親としては勉強や友達付き合いに、歯がゆい思い、口を挟みたい気持ちにもなりますが、代ってあげることもできません。おそらくは止血の管理についても同じです。先に備えて自重する計画性、出血しにくい体作りのための運動、適切な家庭治療のやり方、さらに出血を承知でやらねばならない状況の乗り切り方。社会にでても大切なことばかりです。学校は、それらを体験して学んでいく場所なのです。
血友病を理由に積極的な学校生活をおくれない患者さんは減ってきました。しかしまだ行事、部活動や恋に消極的な人も少なからずいらっしゃいます。今は治療法も進歩しています。決してお勧めはしませんが、昔では考えられなかった剣道や柔道を部活に選ぶお子さんも見られるようになりました。この冊子に寄せていただいた体験談で、おひとりでも元気な気持ちになれるお子さんが増えることを、そして書いてある工夫がよりよい学校生活への手助けになることを祈っています。
この冊子を作成するに当たり、多数の患者さんの御支援とご助言をいただきました。この場を借りて深く御礼申し上げます。

荻窪病院 血液科 カウンセラー
小島 賢一

この冊子は、患者さんの体験や話し合いを参考に作成されたものです。
多くの患者さんとご家族、医療スタッフの協力と熱意なしにはできませんでした。
この場を借りて皆様に深く感謝いたします。

参考:
Friends「学校に行こう」編(小島賢一)(バクスター)